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武具櫓と初夏の福岡城跡

福岡城の日々 2023年05月27日(土)
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5月の福岡城跡は様々な花が咲き、石垣や櫓を華やかに彩っています。今回は武具櫓と城内の花々をご紹介したいと思います。残念ながら武具櫓は現在城内に残っていません。当時は47あった櫓の中でも一段と目をひく威容を誇った櫓であったようです。本丸の南端にあった櫓で、東西両端の三階の櫓とその間の多聞櫓からなっており、東西の二つの三階櫓は福岡城でもっとも高い位置に望見される櫓でした。ちなみに西三階櫓は鎗櫓、東三階櫓は太鼓櫓とも呼ばれていました。間の多聞櫓は二層になっており、二層の多聞櫓は福岡城で唯一の構造物でした。(「多聞櫓」は福岡城跡に現存していますが、一般的に石垣端に建てられた長屋形式の櫓をいうようです)

武具櫓には、如水・長政から伝来した黒田家伝来の武具類、藩初以来の記念碑的な武具類が納められていました。また、納められていた武具等については、現品を確認し「御武具櫓諸御道具現調子帳」という台帳に過不足を記録していました。

(福岡城むかし探訪館内すりガラスの武具櫓)

武具櫓が建っていた石垣の東西の幅は三十八間(約74メートル)、高さは七間半(約15メートル)あったとされ、この七間半という高さは福岡城でもっとも高い石垣であったと思われます。

武具櫓は大正8年(1919年)、旧黒田家別邸の浜御殿(現 浜の町)に移築されましたが、昭和20年(1945年)に空襲で焼失しました。

※参考史料・・・新修『福岡市史』特別編「福岡城」

(現在の武具櫓跡)

(武具櫓の表示石)

次は城内を彩っている花々です。今の季節ならではの花です。下之橋御門の紫陽花が色づき始めました。満開になるのが楽しみです。

多聞櫓近くにある花菖蒲園です。東屋やベンチで休憩しながら色とりどりの菖蒲をゆっくりとご観賞ください。

散策するのにとても良い季節です。福岡城跡の初夏の散策をどうぞお楽しみください。そして、お越しの際は、「福岡城むかし探訪館」や「鴻臚館跡展示館」にも是非お立ち寄りください(^^)/