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福岡城跡に秋の訪れ

福岡城の日々 2021年09月17日(金)
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9月に入り少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。旧暦で9月は「長月」とも言われていました。日増しに夜が長くなるので、「夜長月」から「長月」になったとも言われています。
さて、福岡城跡でも秋を感じるこんな風景が見かけられます。

(桐ノ木坂と淡く色づいた木々)

(三の丸広場のコスモス)

(多聞櫓と赤く色づき始めた木の葉)

ちなみに、福岡城の築城のきっかけともなった天下分け目の戦「関ケ原の戦い」は旧暦の慶長5年9月15日(西暦1600年)のまさに「長月」でした。
関ケ原(岐阜県不破郡関ケ原町)が主戦場となり、徳川家康を総大将とし福島正則や黒田長政等が中心となった東軍と、毛利輝元を総大将とし石田三成等が中心となった西軍で戦いました。東軍が勝利し、ここでの活躍などにより長政は徳川家康から筑前国の50万余石(のちに52万余石)が与えられました。

こうして1601年から7年かけて黒田長政と父官兵衛は福岡城を築くとともに、街道や宿場町を置き城下町をつくり始めました。福岡の発展は既にこの頃から始まっていたのかもしれませんね。

(天守台から見た景色)

その後様々な歴史を経て、今ここ福岡城跡でこのような綺麗な秋の風景を見ることができ、とても感慨深い気持ちになります。
皆さまも小さな秋や歴史を感じながら福岡城跡をお散歩してみませんか(^^)/