まだまだ猛暑が続いておりますが、秋といえばお月見!ですね。
お月見とは、旧暦の8月15日の「十五夜」をさし、令和元年の「十五夜」は、
9月13日(金)になるとのこと。また、満月は翌日の14日(土)だそうです。
お月見は平安時代に中国から伝わり、貴族の間に広まったそうです。
貴族たちは夜空の月を見上げるだけではなく、杯の酒に映った月も楽しんだとか。
庶民も十五夜を楽しむようになったのは江戸時代に入ってからだそうです。
江戸時代の福岡城。当館にはその400分の1の模型があります。
こちらがその写真です。
福岡城に天守閣があったかどうかはミステリーなので、半透明で作っております。
城内には47の櫓があり、その中の一つに月見櫓がありました。
月見櫓は本丸の南東側の石垣に沿って建てられていました。
現地では本丸跡にあがると、その石碑を見ることができます。
そこから眺める景色がこちら。
白く見えるグランドは現在のラグビー場ですが、江戸時代は用水池としての
「水の手」でした。
ということは、黒田長政は器だけではなく、この池に映る月も愛でるために
この位置に月見櫓を建てたのでは?それとも、櫓を建てた後にここに池を作った?
スケールの大きな想像をしていたら、ワクワクしてきます。
そして、想像ではなく、実物の甲冑・刀剣をみてワクワクする企画展がいよいよ
始まりました。
「特別展 侍~もののふの美の系譜~」
福岡市博物館で11月4日まで開催されます。
当館には「へし切長谷部」や「朱漆塗合子形兜」(しゅうるしぬり ごうすなりかぶ
と)のレプリカがあります。こちらも見にこられませんか?
スタッフ一同、お待ちしております。