福岡城内で、江戸時代から唯一、現在位置を保っている櫓「多聞櫓(たもんやぐら)」は1971年(昭和46年)12月28日に国の重要文化財に指定されています。
その多聞櫓の内部は普段は非公開となっているのですが、10月の土日祝日と、11月1日(金)~10日(日)、23日(土)24日(日)、30日(土)は特別に一般公開されます。(10月5(土)、6(日)終了済み)
福岡城の多聞櫓の総延長は72メートル、両端に2層の隅櫓、中央は16の部屋に分かれた平櫓で構成されています。石落としや鉄砲狭間を備えた防御のための櫓ですが、平時は倉庫などとして使われていたようです。
今回の多聞櫓公開で、内側から石落としや鉄砲狭間をご覧いただくことができますよ。
鉄砲狭間
普段は非公開の国指定重要文化財「多聞櫓」の内部については、公開期間中に足をお運びいただき、ぜひご自分の目でお確かめください。
期間中はボランティアガイドさんも常駐していますので、詳しい説明を聞くことができます。(12時~13時は休憩の為、ボランティアガイドさん不在です。)
また、福岡城は2006年(平成18年)、日本100名城に選出されており、スタンプラリーが設置されています。そのスタンプのモデルが今回特別公開となっている多聞櫓です。
スタンプは、「むかし探訪館」、「鴻臚館跡展示館」、「三の丸スクエア」でご利用いただけます。
近頃、福岡城跡では所々で秋の花々を見ることができます。二の丸梅園に咲いている白い彼岸花や、石垣を背景にして咲くキバナコスモス。とても風情があります。散策しながらひっそりと咲いている花々を見つけるのはいかがでしょうか?
彼岸花(マンジュシャカ)
白い彼岸花(シロバナマンジュシャゲ)
キバナコスモス
また、公園内は最近の寒暖差により、少しずつ木々も色付きが感じられるようになりました。
11月の多聞櫓公開時にはきれいな紅葉を見ることができるかもしれませんね。
※例年の上之橋御門の紅葉写真です。現時点ではここまで色づいておりません。
福岡城内を背景に散策や、石垣や櫓などと撮影等を楽しまれてはいかがでしょうか。ぜひ福岡城へお立ち寄りください。スタッフ一同心よりお待ちしております。
【多聞櫓公開日】
10月土日祝(5、6、12、13、14、19、20、26、27日)
11月1~10日、23、24、30日
【公開時間】10:00~15;00
【公開場所】福岡城内 多聞櫓
【観覧料】無料