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初夏の城内

福岡城の日々 2021年05月13日(木)
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気付くと桜や藤などの春の花も終わって、すっかり緑が美しい季節になりました。

気候的に、またコロナ禍ということもあってゆったりと舞鶴公園や大濠公園に散策に訪れる方が多くなりました。

 

 

鴻臚館広場の蜂もせっせと蜜集め 桜もすっかり濃い緑の葉が茂っています

今、お城を囲む堀では、冬に枯れた蓮を取り除いて綺麗になった水面に、可愛らしい新芽が顔をのぞかせるようになっています。

 

新芽は初め、葉の両端がくるくると巻かれた細長い状態で水面に上がってきます。

それが時間の経過とともに少しずつ開いて、お馴染みの丸い形の葉となります。

開いてすぐは手のひら位の大きさなのですが、日々成長を遂げると両手で輪を作った位、もしくはそれ以上の大きさにもなります。

その成長の速さと葉の大きさには、力強い生命力を感じます。

 

そしてみるみる内に堀が蓮の葉で埋め尽くされるのには、毎年本当に驚かされます。

 

今はまだ水面にぽつぽつと葉が見える程度ですが…

きっとあっという間にこんな状態に…

蓮の花がご覧いただけるのは、毎年7月初旬頃~となっていますが、近年は少し早くて6月中旬頃から、花の姿を見掛けることもあるように思います。

花の時期も勿論楽しみですが、春から初夏にかけてのこの短い時期にしか見られない、貴重な景色も是非楽しまれて下さい。

 

さて、福岡城内(舞鶴公園内)にあります、福岡城むかし探訪館、鴻臚館跡展示館、及び三の丸スクエアは発出された新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言に伴い、5月31日(月)まで休館することになりました。

当面の間ご不便をおかけしますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。