福岡城跡の説明を読んでいると「潮見櫓」と「(伝)潮見櫓」と2つの潮見櫓の名前が出てきます。はたして福岡城には潮見櫓が2つあったのか?
実は「(伝)潮見櫓」は、大正時代に旧黒田家別邸に一旦移築され、潮見櫓として城内下之橋御門横に再移築されましたが、その後本来の潮見櫓ではない可能性が高くなったため(伝)とつけられました。
そして本来の潮見櫓は、崇福寺に移築されていました。
三の丸北西隅に位置していた櫓で、玄界灘や博多湾の監視に使用していたと推測されています。
(明治通りを西に向かいお濠が途切れるところ、「かんぽ生命保険」の裏手あたりです)
この潮見櫓については、現在「福岡みんなの城基金」を活用して、福岡市により復元整備が進められています!
次の写真は、昨年の6月当ブログにアップした工事中と最近の「潮見櫓」の場所の写真です。
石垣が綺麗に整備されました。
地下鉄大濠公園駅の5番出口を出ると、右側に見えますよ。
さて、「潮見櫓」が復元したら、この2つの櫓がお濠沿いに並ぶことになります!
ということで、ツーショットが撮れるのか「潮見櫓」の古写真を切り取ってシミュレーションしてみました。
「(伝)潮見櫓」を左端にすると、全く「潮見櫓」の場所が見えません。
右端にしても、お濠の地形や樹木で隠れて2つ一緒に見えそうにありません。
(「(伝)潮見櫓」は、矢印の下あたり)
<この写真は加工したものです>
いろんな場所から撮ってみましたが、お濠側だとちょっと難しそうです・・・。
では、三の丸広場側からはどうでしょう。
まずは、「(伝)潮見櫓」側からとってみました。〇の場所が「潮見櫓」の場所です。
ツーショット、撮れそうです!
現在工事中の「潮見櫓」側からも撮ってみました。〇の中が「(伝)潮見櫓」です。
結構いい感じで撮れるのではないでしょうか☆
<この写真は加工したものです>
ちゃんと綺麗に撮れるかどうかは、復元後のお楽しみですね!