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ひも解き 鴻臚館(その1) ~プロローグ~

福岡城の日々 2020年07月04日(土)
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福岡市の中心部に近く、多くの緑に囲まれた舞鶴公園。ここは江戸時代に福岡城があったところです。

その一角、平和台球場跡地の芝生広場の南側に、お城とは結び付かない大きな古風な建物が見えます。これは広く市民の方などに当地の歴史・由来などを知っていただくため、平成7年から無料で公開している「鴻臚館跡展示館」です。

 

「鴻臚館」。とても難しい漢字ですが“こうろかん”と読みます。

名前も もちろんですが、一体いつ頃、どういった役割を果たしていたものなのか知っている人はそう多くないようです。

飛鳥から平安時代の頃は、現在のお堀の近くに海岸線があったと考えられ、この地を拠点に中国大陸・朝鮮半島との外交・交易が行われていました。そして、ここから国内に新しい文化や宗教、品々が広まっていきました。

 

このような鴻臚館の歴史、役割、そして発見のきっかけなどを、これから6回にわたってご紹介します。

早速、次回は名前の由来や、役割などについてです。お楽しみに!

 

鴻臚館跡展示館 全景

 

館内の状況