少しずつ日暮れの時間が早くなり、うろこ雲や虫の音からも秋の気配を感じますね。
福岡城跡や周辺へ散策にも良いシーズンになってきます。
「福岡城むかし探訪館」では、館内に入ると足元に古地図が広がっています。
今回は黒田家や現在の私たちに関わり深い神社をご案内します。
〇警固神社
もともと現在の福岡城天守台跡にありました。
福岡藩初代藩主・黒田長政が福岡城を築く際、警固神社は本丸にあたる場所だったので、現在地に移しました。
天神のど真ん中で、私たちにもなじみの深い神社ですね。
〇水鏡天満宮
太宰府に左遷されて博多に着いた菅原道真は、今泉辺りを流れていた四十川(しじゅうがわ・現在の薬院新川)の水面に映った自身のやつれた姿を見て、嘆き悲しんだといいます。
これにちなんで今泉に建てられた容見(すがたみ)天神は、福岡藩初代藩主・黒田長政によって水鏡天満宮として福岡城の鬼門にあたる現在地に移されました。
ちなみに「天神」とは菅原道真のことであり、このときの移転が天神の地名の由来です。
みなさんご存知でしたか?!
目を凝らして古地図を見てみると、現在にもつながる場所や地名などがいくつも描かれていて、黒田家がいかに福岡に関わっていたかが分かりますね。
みなさまも古地図を見ながらいにしえの城下町に思いをはせ、福岡城周辺の散策のご予定を立てられてはいかがでしょうか?
「福岡城むかし探訪館」、「鴻臚館跡展示館」のある舞鶴公園では、
10月5日(土)~11月3日(日・祝)まで、
『福岡城下町 サムライフェア』が始まります。
→こちら
行楽の秋に福岡城跡へ散策に来られませんか?
皆さまのお越しをお待ちしております。