5月3日、4日に開催された「博多どんたく港まつり」。
例年、2日間のうちどちらかが雨天になることが多いようですが、
今年は両日ともに見事な快晴!半袖でも暑いくらいの好天に恵まれました。
約840年前の「博多松ばやし」を起源とする「博多どんたく」。
一時中断された時期もありましたが、伝統行事として引き継がれ、
春の連休では国内最大級のお祭りへと発展しました。
5月4日には松ばやしの一行が福岡城にも訪れました。
行列を引き立てる傘鉾(かさぼこ)の下をくぐると無病息災の御利益がある
そうですよ!
松ばやしの行列を迎える側は、「一束一本」を用意する習わしがあります。
「一束一本」とは和紙一束と扇一本の組み合わせで、この行事は江戸時代に
「松ばやし」が福岡城内に入った時に藩主から「一束一本」をいただいたことに
ちなんでいると言われております。
今年も第十六代当主の黒田長高様より、下之橋御門で「一束一本」がご祝儀として
渡されていました。
福岡城内は新緑がまぶしく、初夏のさわやかな季節を迎えています。
芍薬、菖蒲など今後次々と見頃を迎える花々とともに探訪館スタッフ一同皆様の
お越しをお待ちしています。