8月12日から始めた当館と三の丸スクエアのホームページのブログによる
リレー方式でご案内している「バーチャルガイドツアー」については、
今回で延べ4回目になりました。
前回の三の丸スクエアのブログでは、表御門[現在:崇福寺の山門]を
ご紹介しました。
三の丸スクエアから出されたクイズ「表御門を抜けるとたどり着く先は???」
の答えは・・・・・
[現在]
[江戸時代]
本丸です。
当時、本丸には、藩主が政務を行うとともに住居としても使われた「本丸御殿」があり、天守台へと続く福岡城の中心地でした。
本丸御殿の「殿釈迦の間」では、黒田長政と信頼のおける家臣数人が「腹立てずの会」と呼ばれる会合を行っていました。
この会合では、誰に何を言ってもよいが腹を立てないこと。
政治についてもこのようにして、長政は周りの意見に耳を傾ける謙虚さを持っていたようです。
また、本丸の北東の角には、祈念櫓(県指定有形文化財)が現存しています。
名前のごとく、鬼門を封じ、災難を避け、家内安全と繁栄を祈念するために建てられた二階櫓です。
タブレットで当時の姿をご覧いただくと、現在の祈念櫓とは外観も規模も大きく異なっていることが分かります。
歴史をさかのぼると、大正9年に北九州市八幡東区の大正寺に観音堂として移築され、昭和58年に福岡城へ再移築されています。
現在の姿への改変は、大正寺への移築時に行われたものと考えられています。
違いは、ぜひツアーでご覧ください。
当時の福岡城の姿を画像(CG)でご覧いただけるだけではなく、上記のようなさまざまな解説がタブレットで聞けるのもこのツアーの見所です。
もちろん、ガイドさんによる生の声も聞けますよ。
本丸の鉄(くろがね)御門より、
[鉄御門跡]
本丸の更に上へ登り、福岡城跡で一番高い所へ。
そこからは、現在、福岡市内を360度見渡すことができます。
さて、福岡城跡で一番高い所は?
答えは近々、三の丸スクエアのブログにて。
お楽しみに!!
黒田長政[福岡市博物館蔵]