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少しずつ福岡城跡も活動し始めました!

 

コロナ禍で、いろんなことが出来なかった日々がつづき、外に出ることも少なくなっていたのではないでしょうか。

福岡城跡へいらっしゃるお客様も、以前は近郊のご家族などが多かったのですが、最近は県外からのご夫婦やグループ旅行の方なども増えたように感じます。

 

来城される方が増えただけでなく、福岡城周辺も少しずつですが活動再開しました!

 

まず、現在福岡市博物館で開催されている「ふくおかの名宝-城と人と町―」が今月の10日から11月29日まで開催されています。

また、「ふくおか歴史お宝クエスト」が始まりました。

これは、福岡城むかし探訪館をスタートに様ざまな歴史的な場所をめぐりながら、「ミッションカード」と「プレミアムカード」を集めるもので、全て集めると“ほうびの品”が貰えますよ。

 

そして、多くの方からご要望をいただいていた“福岡市公式「御城印」“の販売も開始しました!

「福岡城むかし探訪館」と三の丸スクエア内の「舞遊の館」で販売しております。

全国的には朱色のデザインされた御城印が多いような気がしますが、福岡城は黒田家の家紋である藤巴の薄い紫のデザインで、落ち着いた色合となっております。

「舞遊の館」では福岡城の「限定御城印台紙」も!

 

さらに、この27日からは、「福岡城なぞ解きゲーム」も始まりました。

城内を散策しながら頭の体操をして、身体と脳を活性しましょう!

答えが分かった方は、ゴールの福岡市博物館で景品と引き換えです。

 

また、三の丸スクエア内の「舞遊の館」や「如水庵」では、お城らしいグッズや藤巴の御紋が入った小物なども販売しております。

お土産にいかがでしょうか?

 

 

秋の気配が深まってきた、福岡城跡です。

新型コロナの予防対策をしながら、楽しんでみませんか♪

 

ひも解き鴻臚館(その7)~鴻臚館と唐物 (からもの)~

ひも解き鴻臚館シリーズも今回が最終章になりました。

最後は唐物について少し触れてみたいと思います。

 

7世紀後半、中央政権化を進めた日本は海外との交易を非常に重要視し、人々の出入国やそれによってもたらされる文物の一元的、独占的な管理をする施設が必要になりました。

大宰府や鴻臚館(筑紫館)は来航者の迎賓や宿泊の役割も含め、そのような体制を円滑に行うために整備された機関・施設でもあります。

 

大陸との外交の最前線の地域であったこの場所に、まず筑紫館(つくしのむろつみ)が設けられます。

7~8世紀代は新羅からの使節が多く、唐からの使節は僅かだったようです。そして鴻臚館と名称が変わる9世紀前半には国家間の外交は衰退し、代わって海商の来航が増えていくことになります。

 

外国船に乗ってきた使節や商人、また無事に帰国した遣唐使や入唐僧によってもたらされた貴重な舶来品は、平安時代からは「唐物(からもの)」と呼ばれるようになりました。

唐物と言っても、唐(中国)や新羅(朝鮮)の物ばかりではありません。

 

その当時、唐の国は様々な制度や技術、文化面でも最先端を行く、アジアの中心的な国家であり、例えば西はシルクロードを通してガラス製品、また東アジアからは香木や薬材など国際色豊かな品々が集まって来ていました。

これら様々な国の品は、唐から直接に、また新羅などを介して日本に持ち込まれるようになったのです。

当時の高い技術によって生まれた希少な美術・工芸品も海を渡ってやって来ました。

その中には現在正倉院の宝物として保管されている物などもあります。

 

唐物は当時のブランド品のような物で、貴族階級や豪族はこれを所持することが、政治力や文化力が高いことを表すステータスシンボルであり、また王朝での処世に欠かせない重要なアイテムでした。

 

ですから海商によって鴻臚館に入ってきた貴重な唐物は、国が独占的に管理するため「官司先買」(来航者との交易は朝廷が先に行うものとする)が原則となっていました。

 

外国商船が鴻臚館に到着すると、まず大宰府に早馬を走らせて知らせます。それから大宰府~都へと伝達され、京の※蔵人所(くろうどどころ)から「唐物使い(からものつかい)」と呼ばれる役人が派遣されます。

※蔵人所:天皇の秘書的役割、事務を行った所

 

そしてその唐物使いが、朝廷が必要なものを先に買い上げ、残りの品は公定価格での民間の交易を許す形になっていました。

 

やがて時代の流れとともに唐物使いの役割は大宰府の役人が担うようになります。

また往来する海商の船に便乗し、舶来品を購入して日本に持ち帰る、交易目的の入唐使の派遣もあったようです。

 

鴻臚館跡の遺跡から発掘された欠片をもとに復元された陶器です。

異国の雰囲気が伝わってきますね。

こちらはペルシャ陶器の欠片です。独特の青緑の色が美しいです。

これらの陶器類は鴻臚館展示館に展示がございます。

 

源氏物語にも登場する薫物やガラス器や毛皮などの唐物は平安時代の華やかな王朝生活には欠かせない物でした。

シルクロードの終着駅と言われた日本。その日本独自の文化を形成していく上で、重要な役割を果たした唐物。

鴻臚館は約400年の間、その外交と交易の最前線にあって、様々な国の人や物、そして文化が行きかう国際色豊かな施設でした。

 

鴻臚館跡展示館ではこれまでシリーズで紹介してきた様々な内容を詳しくご覧いただくことが出来ます。

暑さも和らぎ、これから野外を散策には良い季節となります。

福岡城跡・鴻臚館跡展示館とそれぞれの時代に思いを馳せつつ、ゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。

 

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