鴻臚館出土瓦の拓本体験

福岡城の日々

 

10月11日(水)に鴻臚館跡小展示室にて、鴻臚館跡から出土した瓦を使って拓本採取の体験が行われたのでちょっとのぞいてきました。
拓本とは、対象物に紙を貼りつけ墨でその形を写し取るものです。
拓本をすることで写真などでは分かりにくい細かい模様などの情報を得ることができるそうです。

 

体験内容を見てみると…
絵画用の紙を瓦の上に置き、霧吹きで水を吹き付けます。
しばらく時間をおいて乾いたら、墨のようなものを布に染み込ませた“タンポ”という道具を使い、ポンポンと優しく叩きながら色の濃淡を出していきます。瓦の模様に合わせて大中小とタンポのサイズも変えていました。
模様を写し終えたら、瓦から紙を取り外し、乾燥させて完成です!

 

拓本は作り手によって色目が濃くなったり薄くなったりと、人柄が出てくるそうですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは建物の軒先を飾る瓦です。左は奈良時代のもので蓮をデザインしているそうです。右は奈良時代より後のものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月から11月にかけて、舞鶴公園と隣接する大濠公園では多くのイベントが開催されます。

当館出発の『鴻臚館・福岡城バーチャル時空散歩ガイドツアー』でのお城巡りも気持ちの良い季節になりました。ぜひお出掛けください。

 

 

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