福岡城は天守台、本丸、二の丸、三の丸の門[枡形(ますがた)]など多くの部分が石垣で造られています。その総延長は3kmを超え、高さが10mを超えるところもあります。

 石垣は大きく二種類に分けられ、一つは自然石を積み上げた野面積(のづらづみ)の石垣で、基本的には古い石垣に使われたと考えられています。天守台を中心に城の南に多く採用されています。石材は玄武岩(げんぶがん)が多く、他に礫岩(れきがん)も使われています。

 二つ目は粗割石を用いて積み上げた石垣です。野面積に比べると加工度が上がり、石垣の勾配は急になり高さも増していきます。石材には割跡の矢穴(やあな)が残っています。お城の北側を中心に見られ、石材は主に花崗岩(かこうがん)が使用されています。

 また、石材の一部には刻印(こくいん)と呼ばれる「卍」・「○」・「×」・「△」などの記号が見られるものがあります。