福岡市博物館所蔵

黒田官兵衛(孝高・如水)

黒田官兵衛は、播磨国姫路城(兵庫県姫路市)で生まれました。

正式な名前は孝高(よしたか)。官兵衛(かんべえ)は字(あざな)で、剃髪後は如水(じょすい)と名乗りました。

豊臣秀吉の軍師として活躍し、九州征伐で恩賞を受け、豊前国の6郡を与えられ、播磨国から豊前国(大分県中津市)に移ります。

関ケ原の戦い後は、息子の長政とともに筑前に入り、福岡城の築城に携わりました。

藤堂高虎や加藤清正と並ぶ築城の名手としても知られ、福岡城や中津城の築城以外にも大坂城、広島城、名護屋城などの縄張りや助言を行いました。

また、和歌や茶の湯を好む文化人であり、敬虔なキリスト教徒としての一面もありました。

福岡城の歴史