シリーズ3回目、今回のスタッフお気に入りの場所は「南丸多聞櫓」です。

この櫓は城内の南西側に位置し、唯一当時のままの姿を残す櫓として、国の重要文化財に指定されています。

こちらは西側、菖蒲園から眺めです

二層の石垣の上、高い位置に建っていることが分かります。

 

今回ご紹介するのはこの反対側、東側にある南丸広場から見た姿です。

こちらは先の写真と違い、立ち位置が建物と同じ高さ、もしくはやや高い立ち位置からの眺め。

南丸広場からは建物を間近に見ることが出来ます。

 

少しご紹介したいのが屋根瓦。

約3年前に多聞櫓の修復工事が行われ、新しい瓦に変わった箇所もあります。

ご覧のようにこの瓦、元々一枚一枚が均一な仕上げではありません。

一枚の瓦の中に、グレー・シルバー・水色の三つの色が不均一にあります。

ですから屋根全体を見ても模様が描かれたようになっています。

 

また晴れた日の午前と午後では屋根の見え方が変わってきます。

南丸広場は多聞櫓の東側に位置しており、午前中は屋根に陽が当たり、午後は影となります。

 

午前中はシルバーの部分が太陽の光を反射し、見る角度によっては屋根全体が光って見えるのです。

まるで空の色を映したかのようにも、光を描く絵画のようにも見えるような気がします。

またこんな歌を思い出します。

♪い~ら~か~のな~み~と、く~も~のな~み~♩(甍<いらか:瓦屋根>の波と雲の波)※童謡:鯉のぼり

本来の歌詞の意味とは少し違うかもしれませんが、まさに屋根が美しく光る水面の波のようにも見え、穏やかな気持ちになってくるのです。

 

午後ではまた違った雰囲気になります。

 

このように自然と調和し様々な景色を見せてくれる南丸多聞櫓が私のお気に入りの場所です。

機会があれば、是非々々多聞櫓を様々な角度から見てみてくださいね。